ニコン Z6Ⅱを買う時に思った事【ジレンマ編】

今更ながらですが、 Z 6Ⅱを買いました。

 

 現在の年月は2024年の2月

 Z 6Ⅱの発売日は2020年

 

 そうです。

 

 もうすでに2年経っているのです。

 なぜ今更、買ったのか?

 まあ、変な考えでは買いません。

 

 非常に簡単な事なのです。

 

 最新のカメラが大正解だとわかっております。

 ブログにも以前、堂々とかいております。

 しかし最近すごく思うのです。

 

 カメラのコスパって、異常に低くない?

 

 性能が上がってるのは、確かにわかるのです。

 趣味性の強いものであることも理由でしょう。

 半導体の高値止まりと円安の影響もあるでしょう。

 それらを十分に理解してるつもりで書いております。

 

ニコンのミドル機、現時点最新モデル

 

 前モデルと比べると、今回のお話の主人公のZ 6Ⅱ

 スペックだけでもなく、手にした時や、その他もろもろ

 五感を使うまでもなく、容易に感じるぐらいの性能アップだと確信してます。

 

 正直、持った時に直感的に理解し、一枚目のシャッターが下りるまでに

 「 うん、なるほど 」と、口にはしませんでしたが、確信しました。

 

 最近のモデルは、2年ごとにバージョンアップの少し先を行くような

 モデルチェンジでもなく、性能がちょいと足された様なカメラになってます。

 そこにお金を積んでいくのが、消費者の正解なのかもしれません。

 

 トップモデルにはついている性能を、別売りにされて買い足している感じです。

 

 私が冷めてしまっているのでしょうか?

 いえ、そうならこれほどに理解しようと努力はしないでしょう。

 普通ならここで、「 はいはい、分かった分かった 」と

 これを読んで下さっている、皆様にさよならを言われそうです。

 

 勿体なくないのかい?

 

 これを思う方が必ずいると思うのです。

 プロでやってきて、毎回思う瞬間なのです。

 そしてカンの良い方なら、この時期は前モデルを処分するでしょう。

 

 そうなのです。

 

 もう少し待てば、今回で言うならZ6Ⅲ(仮名)が出るじゃないか

 と、思われたり、なぜ、これを待たなかったのかい?と疑問があると思います。

 

 簡潔に記すなら、お金が無かったから

 

 非常に素直な書き方です。

 しかも読む人だけでなく、限りない方を勘違いさせてしまいます。

 

 もっと素直に、そして正確に書くと、「 これくらいならと思ったから 」

 まだわかりにくいかも・・・

 

 「 あなたはプロなんじゃないのかい? 」

 「 最新を持って現場に乗り込んでこそ・・・ 」

 「 立場的にも、買っといた方がいいんじゃないの? 」

 

 ここまで喉から出そうな声を、止めているのを感じますでしょうか?

 はい、分かっているから、この中途半端な時期に、最新モデルを買いました。

 

 「 最新のカメラに気後れしてるんじゃないのかい? 」と思われそうですが

 結構、ミーハーで新しいもん好きでもあったりします。

 そして新機能は、喜んで使います。

 

 何故かをしっかりと記します。

 

 先ほども記しました、最新モデルに疑問ではないですが、引っ掛かりがあるのです。

 デザインは当然、性能はあがり、使いきれそうにない性能を満載にしてくれる。

 非常にわくわくするような、各種メーカーの素晴らしいカメラたち。

 持って使って楽しいだろうなぁと、出てくる絵を想像したりします。

 

 お伝えしたい事が、とっ散らかってきた。

 

 要求されるレベルが、私たちと方向が違う気がするのです。

 

 私たちと言うのは、写真家側であり、相手は依頼者の事です。

 欲しい機能は、もう大昔から付いてます。

 焼き付ける紙には、十分すぎる解像度。

 動画を再生する機器はあれど、違いがわからないほどの高解像度。

 

 よく見れば分かりますよ。

 プロですもん。

 

 ただ・・・よく見ないと分からないのです。

 

 モニター小さくても高解像度は分かりますけど・・・

 つまり何が言いたいかというと

 

 依頼者には、理解不能を超えたオーバースペックなのです。

 

 レベルの低いものは納品出来ません。

 これは当たり前です。

 私はそれほどプライドなく、日々を過ごしておりません。

 

 ここで絶対にお伝えしたい事とは・・・

 高品質な物と、オーバースペックの物。

 

 この2つの、よくわからない差に、お客さんは疑問を感じてます。

 私もとっくの昔から、疑問でした。

 

 80点の物を納品するとお客様の笑顔があります。

 そして、この点数を上げると単価が上がるとプロは勘違いします。

 今度は90点にして、お客様に喜んでもらおうとします。

 確かにお客様は喜んでくださいます。

 限りなく100点に近づけて、単価をさらに上げました。

 手間が増えるし、コストもかさむので当然です。

 

 お客様のお礼はありますが、ある日、笑顔が消えておりました。

 

 差がわからないものなら、安い方が正義だと思う

 

  「 何だ、このブログの書き手、カメラの性能が分からない奴なのか? 」

 いえ、私じゃなくて、お客さんが分からないと納得してもらえないのです。

 

 そしてカメラの差は、いまや腕と経験で十二分に埋めれます。

 

 これらの事から、今やコストパフォーマンスが悪くなり

 2年に一度、機材を入れ替える気持ちがついていっておりません。

 間違えました

 気持ちでなく、理解です。

 

 ただ 最新モデルの性能は、断然良くなっております。

 

 撮るときに、気持ちだけでなく、操作も楽できるレベルです。

 しかし、吐き出す絵は、依頼者から見ると特に変わらないと言う事です。

 

 何が言いたいのか、伝わっておりますでしょうか?

 

 貧乏人の泣き言と言われれば、もうそれまでで言い訳もありません。

 この話の真意が伝わればうれしいのですが・・・。

 

 新しいカメラの否定しているのでは一切ありません。

 次のブログでは新型カメラの感想だけを書きたいと思います。

 それでは、また。

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