今回はバッテリーグリップのお話であります。
MB-N11の互換です。
ただ、互換と侮るなかれ。
純正とは何か?互換とは何か? を考えさせられる製品です。
良くなければ、私は絶対に紹介はいたしません。
しかしネガな部分は何でもあります。
まず海外からの輸入品で、箱が綺麗なまま送付されてくる事はありません。
あったとしたら、それは非常に稀であります。
可能不可能というより、これは構造的に無理だと思います。
私は今では全く気にもならず、いつ諦めたのか不明です。
皆さんにおかれましても、海外からなら素直にあきらめましょう。
中身が無事なら、私は何も文句はありません。
日本の配送の美しさは、世界から見て不可思議な状態なのです。
中身は巻きっぱなしで留めの無い簡易梱包と、マニュアルが上に添えてある状態。
マニュアルはさらっと目を通しましたが、日本語が無かった記憶。
世界から、日本語が無くなりつつあるのが悔しくもどかしい。
まず外見ですが、本家本元とそれほど変わらない気がします。
パッと見るだけでは全く純正と見分けがつかないと思います。
と言うか、これは見分けれる人は居るのだろうか?
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そこの部分は非常に大事なんですけど、そこもきっちりと作り込まれてるんですね。
ビスの数がその頑丈さを物語ってると思うんです。
底の部分に、エントリー機とプロ機の違いとかが明確に出たりします。
各種ボタンですが、AF位置が微妙に下かなっていう感じはしなくはないんですけど
慣れてしまえば、「 まぁ、こんなもんだろうな 」っていう気になります。
押し心地は非常に良く、マルチセレクターは縦位置では皆様の良い相棒となると確信してます。
マルチセレクターが無いと、縦位置で撮り続けるのは本当に苦痛になると思います。
なめらかさも押し心地も、純正と変わりない感じです。
反応速度や、クリック感。 当初から今も何も違和感なく使えます。
ボディとの接合面も非常によく、雨などが溝に溜まり入りにくいのではないかと考えてます。
ボディとの接合部のロックをする時にですが、前モデルと違い手前側とレンズ側双方1つずつ。
回しやすいとは言いませんが、しっかりとロックできると思います
こういったオプション的なアイテムを付けると、外す時の事をすっかり忘れる人がいます。
その代表として、特にお伝えしたい事があるのです。
このアイテムをボディと繋げるとき、電池蓋は必要としなくなります。
コレが重要な事であり、この電池蓋を無くすと、色々と後に厄介な事になります。
無くしてしまうと場所が底だけに、埃などのゴミを取り込みやすく、カメラを売りたくても売れません。
そこを考えてくれるアイテム、電池蓋をしまっておけるというのは非常に大切だと思います。
レンズのフィルタではなく、今回のアイテムは取り外しを頻繁にするものではありません。
頻繁に外す人はガンバってください。ディスるつもりは一切ありません。
長い間使用し、いざという時、電池蓋がないと再度購入したり
箱の中を探し回るなどなく、グリップ部に入れておけるだけで後は安心です。
これは今回絶対にお伝えしたいなと思っていたんですが・・・
何と・・・! バッテリーパックの蓋が勝手に開かないんです
普通なら驚くことは無いのですが、前モデルの蓋は簡単に開いたんですね
プッシュボタンがあるんですが、押さなくても当たれば勝手に開くという状態だったんです
それが今回モデルはきちんとプッシュボタンを押さないとスライドしないという
当たり前の機能が当たり前にできることに感動しました。
撮影中、何故か引っかかって蓋が飛んでいくことが幾多もあったのです。
これは本当に嬉しいです
なお蓋がなくてもバッテリーは落ちない構造にはなっていたのですが
兎にも角にも、蓋がない状態で撮影するのは本当に落ち着きません。
前モデルは詰めが甘いなと思ったのですが、今回のはかなり洗練されているなと思いました。
あとバッテリーへのアクセスなどですが、開けて右手前に爪があり
そこを押しスライドして、2本ともバッテリーにアクセスできる状態になっています。
入れる時に少しコツがあり、引っかかることが多いのですが概ね満足しています。
そしてこのバッテリーですが、ファインダーから見て左の方から減っていきます。
映像に映っている方のバッテリーですね。
ですのでちょっとした撮影だと、映像の方のバッテリーだけが減ることになるんです。
これだけを替えるために、ボックスをスライドするのは非常にめんどくさいんですが
手前の部分だけを取り出せる非常にありがたい機能がついておりました。
映像では小さい爪を押し込んでいますが、その下の少し出た部分を下にスライドすることによって
取り出せるということに、このブログ用の撮影をしていて気づきました。
これからは大いに撮影中、多用しようと思っております。
奥の方のバッテリーは、バッテリーボックスをさすがに取り出さないとアクセスできませんが
左サイドのところからUSBで給電できる端子があり
電源を入れていない時に充電できる機能となっております。
長時間撮影後バッテリーのパックを外すのが2つともであったり
バッテリーを基本的に外すのが面倒な方はこれがおすすめです。
前モデルだと左と右にそれぞれバッテリーを取り出す蓋がついていまして
それはそれで便利でありがたいんですが、こちらの方がスタイリッシュだと思い込むことにしております。
ないと困る方も多いと思う機能もきっちりと確保しております
そこの部分ゴムの部分がありまして、ダミーバッテリーのコードを逃がす部分があるんですね。
これで長時間撮影をする方や、三脚に据えて放置の方も安心できるなと。
本当に純正顔負けだなとそう思いました。
据え置いて使う方には非常にありがたい機能だと思います。
縦位置のシャッターの部分には一つだけ機能を割り振れるボタンがついています。
押し心地については悪くありませんが、もう少し出っ張ってもいてもいいかなと思います。
まあ誤作動を防ぐためにも、このぐらいがいいのかもしれませんが。
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まとめですがこういう海外製のモデルを、忌み嫌う方は個人的に多く感じます。
どうしても「 純正でない 」という理由だけで片付けられることもあるかもしれません。
でもこれは、ものすごくもったいない話だと思うんですね。
純正とそれほどに変わらない機能を持ち合わせて、それでいて値段が非常にお得。
バッテリーグリップって、私にとっては本当に消耗品でしかないんですね。
ですので否定のみでなく、一度手にとってご確認いただけるといいのではないかなと思います。
純正品を色々と扱ってきましたが、確かに故障の率は非常に低いです。
ただ壊れないかというと、色々と触ってますが純正品でも壊れる時は本当にあっけなく壊れます。
一眼レフ機も色々と触ってきましたが、保証内で壊れたことは何度もあります。
D1桁のプロ機材が現場で壊れた時などは、予備機を持っていなければ本当にアウトの時もありました。
確かに純正はいいですですが、他の製品を否定する理由には弱いのではないかと思います。
本当に性能はどちらも違わないので、気になられた方は是非とも。
撮影中に壊れたらどうするんだと言われそうですが、外して撮影を続けるだけです。
蓋も常についておりますので、全く問題はありません。
補足として
こういった電池ボックスという外付けの後からのパーツ
これをつけたとしても性能は変わらず、連射性能がアップするわけでもないです。
で、あるならばなぜ、これに対してお金を出しつけたがるのだというお話ですが
見てくれがいいとか、格好がいいとかそういうわけではないんです。
前にもお話しした事があるのですが、カメラの小型化が進み小さい軽いは非常にありがたいのです。
しかし、軽いのは万々歳なのですが、小さすぎるのはあまり嬉しくないのです。
グリップを握っている小指がはみ出してしまい、そのはみ出した小指をどうすればいいのか。
撮影中に変なところを握り込んでしまい、Z6にしてから小指中程にタコができたことがあり
どうにかならないものかと、考えてバッテリーグリップを購入した次第です。
ただ言い訳としてですが、これほどにボディサイズが大きくなったのなら
「 Z9でもいいのではないか? 」と、突っ込まれそうですが、それの言い訳は用意しておりません。
コスト的に見合うと踏めば、このブログでも何時かはZ9が出てくると思っております。
乞うご期待。
最後に
このブログにはアフェリエイトのリンクをはっております。
そこには純正のリンクが張っております。
なぜか? それは個人的なリンクが多く、法外な値段をつけていたりするからです
欲しい方は、「 互換品 」と「 MB-N11 」の商品名に添えて検索していただきたい。
そこから一番安くて、信用のある方の商品を選んでくださることが良いかと考えました。
皆さまの楽しい写真ライフを望みます。