写真家とカメラマンとの違い

カメラマンと写真家の違い

 

 写真家とカメラマンとの違い

 

同じように見える人物像で、同じことを生業とし

機材も一般人がみると同じものを使っている人

しかし、これほどに違う考えの職業はないかもしれません。

普通の方はまぁ、どちらでも好きに呼べばいいんですけど。

 

このブログでのお話は

  • カメラマンとは
  • 写真家とは
  • どちらが一体どうなのか?
  • もはや全く違う職種?

 

さて、この 「カメラマン」 と 「写真家」 イメージはどういった感じでしょうか?

カメラマンって言うと若いっていうイメージがあります。

写真家って言うと髭を結わえた頑固なおじいちゃんぽい感じがしたりします。

皆さんはどうか分かりませんが、私にはこんな偏見があります。

では印象などが吹っ飛ぶ、決定的な違いをこれからご説明します。

 カメラマンのお話

 

カメラマンと言うのは、指示されたものを指示の中で撮る人

御幣のない言い方をすると指示ありきで動く人達です。

撮る目的や、撮るものが決まっています。

 

例えですが・・・

 

● リンゴが一個置いてあります。これを撮ってください。

● リンゴの写真が欲しいので、撮っておいてください。

この指示を聞き

ライトを当てる。

バックの色を変える。

小物を使う。

他の果実を加える。

角度を変える。

上から下から・・・

など、色々なモノや技術や経験を駆使し

普通の人より優れた技術で欲しい映像をより良い見せ方をする人です。

 

色々と状況に応じて対処すると、当然ながら注文者(クライアント)がいるため

このクライアントの意向を知るというのが、非常に大切で必要になります。

本当に人によりけりなので、まさしく多種多様で様々。

曖昧な日本語を聞き取る能力も大切です。

 

例えの一例ですが

  •  りんごの色を強調して欲しい  (理解オッケー)
  •  甘さを表現したい (うん、わかる)
  •  美味しさを前面に (うん、たぶんわかる)
  •  新鮮さを伝えたい (・・・たぶん出来る)
  •  他の果実より目立たせたい (主役が地味やん・・・)
  •  シンプルに (これ以上!? 又は バック等、指定これで?)
  •  ほわ~っとするように (いや、何よそれ)
  •  何だかこう、良い感じに・・・ (これ、ホント多いw)

 

極端な人も偶にいますが、こんな感じです。

で、意外にも通じ合ったりしますw。

 

 写真家のお話

 

一方ですが写真家は、指示されてないものを創造し考えてとる人

例えるなら映画監督みたいなような感じです。

昨今、映画監督でさえリメイクや実写化映像ですが、それはそれで違うジャンルかと思います。

そうではなくて撮ったものに対して、付加価値をつけれる人ですね。

 

欲しいと言われている商品を撮るのではなく

撮った商品を、楽しませたり欲しくなるように工夫を凝らす。

または撮りたいものを、調べ研究し追求しつくし撮り上げる。

 

つまりですね・・・。

 

撮る商品は、撮った時には商品ではないんですね。

誰も欲してないのは当然、なぜなら皆はまだ知らないんですね。

 

少なくともカメラマンの場合でしたら

作った人が今後の為にとか、会社が今後の宣伝の為に欲しがったり

すでに需要の見込みがあるものを撮っています。

 

似て非なるものなんですね。

 

撮ったものは、モノ バショ ヒト 等々。

それを人々が後に、目にした時に欲する対象であろうの作品です。

 

で、どちらがどうなのかって言うことですが、

こうして見ると、写真家の方がすごく感じるんですね。

カメラマンをディスってる感じに見えるかもしれません。

 

しかしですね。 これがまた・・・もうね・・・。

 

人の想像もつかないところを汲み取るカメラマンは

全く違う視点や感性を持っていたり、存分に経験をつんでいたり

痒い所に手が届くを具現化した人物だったりします。

 

 カメラマンとは・・・。

指示された状況を最初に創り出し

それをどう見せるかまでを考え

限られた時間の中で妥協を最小限にし

最大限の技術をつぎ込み

それを画面に映し出し

相手に納め、納得をしてもらい

金銭を手にする事は本当に難しい。

 

仕事だから仕方ないだろうと思った人は、働いた事が無い人か

酸いも甘いも知り尽くした人か、同業者だと思いますw。

 

クライアントが最低限、必要としている点数を維持するのは勿論、

その他に必要であるだろう調味料を的確に加えて行かないとならない。

 

 写真家とは・・・。

写真家はと言うとニーズを生み出す世界

ニーズとは需要である。

分かりやすくいうと、これから欲しいと言われるものを産むということですね。

 

撮る時は、誰もまだ必要としてないのです。

 

アップル社のスティーブジョブズは有名でしたよね。

彼がiPhone を世に出した時、その紹介を見て凄いけど

「はぁ?」って思いませんでしたか?

携帯電話しか知らない人々は、画面に指をこする姿に違和感を覚えたはずです。

世に無いものに多くの資金を注ぎ、それを見せてどうですかと問う。

当然ながら、この時点では売れるかどうか分かりません。

 

が、現在では結果をお話しするまでもありません。

 

では「カメラマンは何処にでもあった携帯電話か?」

というお話になりそうですがそうではありません。

例え話なのでご理解いただきたい。

 

ここまでお話しすると、まぁもはや全く違う職種だったりします。

でもどちらも非常に大切なんですね。

で、相反するものかというと、でもないんですねw。

なぜなら、どの場所や現場にも最低限のルールしかないので。

 

カメラマンは常に考え、さらに需要を引き出す。

 

カメラマンの前にりんごがありました。そしてりんごを撮りました。

その林檎は100円でしたが、撮影中300円で売れないかということを提案され

そのカメラマンの持つ技術と経験とを使い、より付加価値の高い作品を生み出します。

結果りんごは500円で飛ぶように売れる商品となりました。

 

写真家はとりたい欲求の中に、需要が存在するかを考える。

 

そのとりたい欲求を前面に押し出すのではなくて

少し助平心を出したりして需要があるかを考えたりする (笑)

 

人によっては全くないかもしれませんが、似たような事は考えてると思っております。

 

でも、撮りたい欲求には勝てない時もあるんですけどね。

撮っている時に、その需要などはどうでも良いと考えてしまう時もあります。

欲しいと思った絵が撮れれば、雨の中レンズ一本くらいダメになったって良いと

そういう考えになり、本当にダメになったこともありますw。

 

後悔しました。

 

このブログは何を言いたいのでしょうか?

たった一枚の中に見えない沢山の想いや英知が詰まっています。

その一枚に携わった人の様々な経験であり

知識であり、熱意であり、思い出であり、魂そのものです。

それらを一枚一枚、願いを込めてシャッターを切っていたりします

 

著作権には気をつけましょう。

で、安易にコピペはやめましょうwww

届かないかもしれないけど、我ら総意の願いなのです。

 

まだまだ言いたかったのですが今回はここら辺で

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