去年から全く止まっていたブログ。
継続の大切さを知っているのに行えないもどかしさ。
継続をするというのは、大切なことだと思っております。
さて今回はニコンの Z 9のお話です。
Z 6をずっと使用しており、フラッグシップを待っておりました。
そうすると待ち望んでいたZ9の登場です。
スペック的には文句を付けようがない物でした。
そして今回、Z 9を改めて買おうか考えた結果・・・。
買うのをやめておこう
ご期待に添えず申し訳ございません。
さてここからが問題です。
なぜやめたのかというのが本題なんです。
買うお金がない。
理由だけ書くなら非常に簡単です。
貧乏なのは今に始まった事ではないのですが・・・。
まぁ、単純にそれだけなら、ブログまで書いてませんw。
誤解を恐れずに正確に言うと、買う価値がないと言うことかもしれません。
これは私だけの意見として受け取ってください。
決して嫉妬から、買った人を貶める話ではありません。
見た目のカッコ良さは Z 9は非常に素晴らしいものです。
で見た目だけかと言うと、そんな筈はありません。
堂々とニコンのホームページのトップに置くわけはありません。
そのスペックや使用感などは、手にしなくても容易にわかります。
ニコンが本気を出して作ったものを今まで色々と手にしてきました。
エアプレイの人間ではなく、本気で向き合って一緒に現場で乗り切ってきました。
未だにもう使う事は無くなった、フィルムのフラッグシップさえあります。
人から見れば、ボロボロですが傷の一つ一つが思い出です。
では、Z 9を価値がないとは?
それでは理由を淡々と話ししていきます。
一番の理由は不安なのです。
何の事でしょうか?
ずっと昔、実際にはデジタルが世に出回ってきた時から
お話ししていることなのですが、デジタルは最新式が最も正義です。
一年前のカメラの価値は、新型の物とは一線を置かれます。
スペックはそれ程に差が無い時もあれば、一気に変化したりします。
昔のカメラは最新式であろうが、ミドルクラスであろうが
写真の写り自体に差はありませんでした。
厳密に言うと、フィルムの平滑性などの話はありますが
その違いを感じるには容易ではありませんでした。
つまり Z 9は何年か経つと、ミドルクラスに負けてしまう運命です。
何故ならセンサー等の開発は、止まる事が無いからです。
連射速度はそれなりに上位をキープすると思います。
AFの速度も何年か後も、恐らく上位をキープしているでしょう。
なぜならバッテリーと、筐体自体が大型なモデルだからです。
フラッグシップとしては、そうあって欲しい位置で居ると思います。
じゃあ、何が不満なんだ?
何が言いたいのか?
私は趣味で、カメラを所持するのではありません。
趣味で所持し、他人に見せて優越感を得たり人との会話のタネにするのなら
非常に良いカメラで、買いの一択であるとは思うのです。
では、私のお話となります。
Z9を手にし使い続けて、ペイする事ができないとダメな立場なのです。
性能と機能に満足して喜んでいるだけでは足りないのです。
実際にはペイできるのですが、踏み切れない何かがあるのです。
ニコンのプロ機だから潰れないだろうと言う意見もありますが
プロ機であっても、やはり潰れる時はあっけなく潰れたりします。
ミドルクラスの様に曖昧にではなく、いきなり潰れたりもします。
そして潰れた時に、手元に戻ってくる期間が笑えないほど大きかったりします。
その修理の間のレンタル機で賄えばという意見もありますが
自分の手に馴染んだ、そのカメラの安心感と安定感は説明も不要でしょう。
貧乏人の戯言だろう
これを言われると全く言い返せません。
そうです。その通りです。
貧乏だから買えません。
単純にこの一言で決着がつくお話かもしれません。
しかし他人からみれば単純かもしれませんが
本人からすると非常に迷った決定だったのです 。
納得したいのです。
金が余っていても保留する
お金を払うのは簡単です。
それで解決できるなら、この仕事はしていない。
Z 9を二台買って肩にかけ撮影チャンスを優位にするより
Z 6を二台買い、それを存分に使いこなせば
場面によっては体力も温存でき機動力も増し、困らないことに気づいたのです。
現在 Z 6のカット数は、15万越えでも大きなトラブルや欠点を抱えず
耐久性も非常に良く、苦手パターンも大方見えており
こちらがほぼカバーできるになりました。
それにも増して最近あることに気づき、これが決定打となりました。
まさしくこれがあったことで、Z 9の価格を調べることをやめました。
色々と理屈を並べていたのですが、この半年間やはりZ6に不満があり
それに不足が感じられ、買うと言う決定の方向に流れていたのです。
しかし、これで一気に失せたのを覚えています。
実は Z 9はもう古い
これだけを書くと怒られると思います。
貧乏人の僻みだと思います。
そして誤解しか生まない言い方だと思います。
ではその本意はいかなるものでしょうか。
私は Z 6をサブ機として、もう一台買う時すでに
Z 6ⅡとZ5が、ホームページにラインナップしておりました。
なぜ Z6Ⅱ にしなかったのか?
オートフォーカスが速いからです。
それでいいんじゃないかと単純に思いますよね。
しかしこれが非常に問題なのです。
カメラを持ち替えて、色々と撮っていると少しの違いでミスります。
単純にミスをするのです。
それは他の人には一切わかりません。
撮っている人間だけがわかるミスです。
右手に旧型、左手に新型を持っているとします。
旧型で撮っていて持ち替えて、新型で撮るときは良いのです。
その逆をした時に、微妙な不具合が生じるのです。
目で理解しており、頭の中で分かってはいるのです。
こんなもんだろうという風に。
しかし現実の話、思ったところにカメラがついていく・・・
いや・・・微妙に先ほどと・・ついていかないと言う状況に陥ります。
このズレがこの時だけで治ればいいのです。
しかし、それは無理だったりします。
ズレた刻を戻せない・・・
とっさの時に起きたこのズレは理由も理屈も理解していても
なかなか修正できず頭の中で分かっていても
そのずれを解消できなかったりするのです。
それをよくよく経験してきたので、あえてZ6を選びました。
ここから同じ間違いをしようとします。
その違いは何とか解消できるんじゃないか・・・と考え
Z6Ⅱを買い足そうかと思った時に事件は起こります。
新型機は先ほども書き記しましたが正義です。
それを知り合いの一言で思い知らされることとなります。
Z 6Ⅱを買い足し、Z9を様子を見ようとお話をしていた時です。
「 その使い方なら、何でZ5にしないの? 」と聞かれました。
ニコンのZ5のスペックを見たことがなかったのです。
「 あまり小さいのだとホールドに困るからなぁ・・・ 」
Z6でも小さく、小指が遊ぶ為にこれ以上コンパクトになると
撮る撮らないの性能以前に、扱いづらいからと返答しました。
不思議な顔をした後、知り合いは一言・・・。
「 大して変わらんで 」
その言葉に驚愕しホームページを見てみる。
スペックに書いてある大きさはZ6とZ5は誤差レベルです。
特に書き足すのなら速射性が違うだけでした。
私は連射はあまり打たないのです。
しかしここで驚いたのは、両者に明らかに値段の違いがありました。
ここでふと勘ぐったことがありました。
Z6のスペックを、ファームで落としているだけでは・・・。
これは調べたわけでもありませんし、私自身機械に詳しいわけでもありません。
しかし昔に遡るのですが、色々とメーカーに電話で問い合わせた事もあります。
いままで色々なカメラを触ってきて、あえて付けれる機能をつけていなかったり
同じ位置にボタンがあるのに、その項目だけが消えていることがありました。
・・・それは上位機種にだけ許されるボタンなのだろうか・・・?
問いただしたところで、メーカーは言うわけもありません。
これは不誠実なのではなく、彼らも商売であります。
その機能があればほぼ、上位機種を買う意味はありませんでした。
ここまで読まれた方なら、なぜ私がZ9をはずしたのか
それは容易にお分かりになると思います。
次世代機は必ずこれを越えてくると思う。
いや超えてなければ話にならないし、現実、今まさに超えてると思う。
そして次のミドルクラスはZ9の連写できないバージョンを・・・。
ごちゃごちゃ言うんじゃねえよ貧乏人
そういう声が聞こえてきそうである。
Z9のスペックは、本当に素晴らしいものである。
目の前にしたこともなく、未だ触った事もないがニコンの
今までのカメラを触ってきた経験があるので仕上がり具合は想像できる。
あそこまでの完成度が見えていたから、一眼レフは消えたのだろう。
私だけの話ですが・・・。
ダメ出しをするのならば、これほどの高画素機はいらない。
私の仕事柄、高画素は逆に邪魔になったりする。
半分の画素で暗闇に打ち勝つ、更なる革新的なセンサーを期待したい。
どちらかと言うと、私の使い方ではそちらの方が欲しい。
これらの理由がありウジウジしている状態ですw。
程度の良い中古があれば、手に入れたいとは思うのですが
そこを非常に迷っている自分と、思い切って新品買っちゃえと言う
厄介な自分と戦っている最中である。
厄介な自分が勝たない様に、理論武装を更に強固にしたい。
フラッグシップはやはり良い。
それは十分に理解しつつ、今回の判断なのです。
ここまで書いてなんですが、金を出す価値は十二分にあるw。