構図論て最初から無駄ですよ。
無駄というか意味が無いって感じですかね。
挑発的なお題目ですよね。
様々な先人たちの築き上げてきた行為や
幾万の時間を費やしたノウハウを否定するのか!
と、まぁお叱りを受けそうな感じですよね。
単純にそういうわけではないと。
何が言いたいのか。
本当に構造を重視して、さてカメラマンは撮っているのか。
皆さんは撮る時に、考えてる時間ってどれくらいですか。
人によりそれぞれだとは思うんですね。
構えるまでの時間は・・・
三脚を立てて・・・
足場を確保して・・・
ではなくてファインダーを覗いてからの時間です。
ファインダーを覗いて、シャッターを押し込むまでの時間です。
三脚を立てた後は、ファインダーで最終確認しますよね。
それから大丈夫なら、シャッターを押し込む。
撮るのはそこで終了です。
つまり構図を考えるのは、もっと手前で終わっています。
では三脚を立てない時は被写体にもよりますが・・・。
すぐ・・・ 覗いた後すぐ。
数秒で・・・ ピント合わせの時間でしょうか。
1分以内で・・・ 動きの予測をして待ち構えている。
構えた時点で終了。
構図論の重視させるのは本当に撮ってからでいいと思う。
なぜなら撮って見直さないと分からないから。
また同じ場所で撮り比べて見せてもらわないと
予想ではありますが違いなどが分かりにくいから。
構図論を先に教え込むのは、野球のスイングの仕方を教えて
『 はい、どうぞ 』って言ってバッターボックスに立たせる感じ。
- バッターボックスの感じは?
- ボールがどれほどに速いのか?
- そもそもボールって何なのか?
- その場所の威圧感と緊張?
- バットを振るといってもどう振るのか?
- 当たった感触はどんなのか ?
これで分かる訳がないのです。
撮ってみて
撮り比べて
他のも見て
撮ったものを見直して
改善点を探して
出来れば同じ場所で再挑戦。
これで構図って分かってくると思う。
撮ってみないとわからない。
そもそも構図論って後付のことが多いんですね。
ここの光をうまく使って・・・・・
この影をどうにか・・・・・
この状況をうまく使って・・・・・
これを言われると、初心者には無理ってなりますよね。
こういった諦めさせる構造論などが多い。
初心者お断り&俺すげえみたいな。
本当は偶然の産物が多かったりするのです。
オートで撮っている中級者が偶然、日の光がスポット的な感じで
良い具合に、壁際に咲いている花があったとします。
それを見て良いなと思い、さらっと撮っておきました。
家で確認すると、思っているより良い写真でした。
偶然その時、初心者の子が横に居ました。
良い写真だなぁと言ったとします。
その時に気を良くして写真を解説しました。
『 いや、この時に太陽の位置が良くて、少し待つと
手前の木が絶対、いい影を落としてくれると思って。 』
その嘘、初心者の人が絶望するのが分かりますか?
もし初心者の方がこのブログをご覧いただいているのでしたら
重要な事なので、以下のお話をお伝えします。
その写真の前後を十分にみてください。
ここまで考えて撮る人は、絶対1枚では済ませません。
その場所で下手をすると30カットは撮るかもしれません。
そして、思い描いた絵を撮れるまで撮り続けるので
他のカットが絶対にあります。
『 消しちゃった 』と言われるかもしれませんが
ナンバーをみれば一目瞭然です。
いやそこまで読める方なら、失敗カットも保存します。
ストレージの容量など気にもしないでしょう。
ここまで来て、結果どうすればいいのか?
構図を、そして構図論を理解するには・・・。
簡単です
時間をかける 何をどうなのか考えてみる 。
何度も行く 見る時期やテンションで変わる。
何度も撮る 何かを気が付くことが多い。
前と比べる これが非常に重要。
考えてみる どういう仕上がり思い描いているのか。
理解し辛い場合、動画をご覧くださいませ。
まとめます。
頭の中で写真を撮ってから、それを具現化する
ここまですることで構図論を取り入れる 。
するとなぜ構図論があるのかが分かると思います。
構図論ありきだと、それに縛られて考えられなくなります。
構図論を先に当てはめてから、写真を撮るようになってしまいます。
なんとなくいい写真って、後付の構図論じゃなかったりします。
構造論については、また別のブログでもう少しお話ししたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。