スナップはやはり面白い その壱

 

自分の撮った写真を一切出しておりませんでした。

お分かりだと思いますが、職業的に見せられないのです。

「 何か他を見せれないだろうか? 」

色々と考えてみて、思ったんですね。

 

「 スナップすりゃいいんじゃない? 」

 

で、撮影現場の帰りにスナップをしてみました。

カメラを持った人

 

久々に仕事に関係の無い、自分の好きな場所に適当に歩き

レンズを向けて好き勝手に撮ってみたら意外に楽しくて・・・。

気が付いたら1時間くらい経ってました。

 

様々な独り言を言いながら、シャッターを切ってました。

その独り言や思ったことを、今、思い出しながら

つらつらと色々と書き記していく

その中の幾つかを皆様へ

 

はじまりはじまり

 

 

この日は3月の半ばで、とても暑く晴天でした。

こんな日に傘をつけているのですから

多分つけっぱなしなんでしょうね。

 

人は何事にも慣れてしまうと、重要な事が目の前にあっても見えなくなるんだろうなぁと。

こうならない様に気を付けてはいるつもりなんですよね。

今もきっと・・・多分。

 

 

見つけた時何なのか、直観的に理解したし分かったんですよ。

「 するめ!? 」

近寄ってみて、写真撮って、アップにしてモニター確認。

やっぱ 「 するめ 」 でした。

 

今ならどこからどう見ても、「 するめ 」なんですが

ありえないところに、ありえないものがあると

あるわけがないと、脳が拒否し、いつまでも「 するめ 」に見えない。

 

まぁそういう事は良くないと、遠く昔から知ってるんですね。

まぁ厳密にいうと本物でなくて、作り物なんですけどね。

 

最近の私は、さっぱり上を見ることは無かった。

だからと言って下ばかり見ていたわけでもない。

 

前を見ていたのかと言うと、そうでもなく

何処を見ていたと聞かれると、「 分かりません 」が正解です。

     

見上げたところにあった、花の色の鮮烈さは今だに目に焼き付いてます。

やはり上を向いていると、良い事があるんだなぁと思った。

 

造花なのか生花なのかは重要ではない。

見つけた時に、「 きれい 」等と、喜び、微笑み、思える事が重要なんです。

     

こういうステンドグラスのようなアーケードを見ると

この場所で初めて見たのに、懐かしいなぁと思ったりする。

 

今風のデザインではないし、透明度や鮮やかさの話はする事もない。

きっとまだ昔の豊かな時代から、見下ろしているんだと思う。

単純にいいなぁと。

 

長年使い込んだ機材を愛おしくなでるのが大好きである。

 

私のカメラはかなりボロい。

 

グリップは当然、手のひらの所や、小指の当たり、シャッターボタンのボディ前面部分。

ヤスリでも持っているのかと言われそうな状態である。

 

この他人から見ると手元のボロい機材は、私にとって途轍もなく誇らしいものであり

現在市場価値の無くなった機材は、愛おしい相棒であったりするのです。

 

同じ匂いがする。

使い込まれた七輪は美しい。

   

見つけた時には吸い寄せられるかの如く、近寄って撮っていた。

このように私も、最後まで走り、美しく朽ちたいものである。

 

楽しい時間は過ぎ去るのは早い。

 

昼を食べて帰ろうかと考えていたが、基本的に自分の為になど

お金をかけるのは勿体無いと考える太刀である。

   

そう思いながら歩いていると「 あぁ、それ、わかるわかる 」と言われている気がした。

 

まあ自分勝手な思い込みなのは、良く分かっていますのでご心配なく

これが私の平常運転ですので。

 

 

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