昔、フィルムと言うモノがありました。
フィルムはカメラに入れて使用し、
シャッターを押すと、その刹那の時間を使い
光を感じ取り、フィルムに感光し
後に全暗室という真っ暗な部屋で現像液につけて
取り終えた像を出すことが出来ました。
現像の行程だけでなく、フィルム自体を買うのにも
結構な額のお金が掛かりました。
そしてそのフィルム一本の撮れる枚数は最大で36枚。
今は量販店で、試し撮りでももっと撮りますよね。
この行程が、現在カメラの中で終わります。
出てくるのは仕上がった数字の羅列です。
そのデータをパソコンは色鮮やかに画面に映し出します。
写真と呼ばれる画面に写ったデータです。
過去を美化し、時代を否定するつもりはありません。
デジタルの時代となり、その使いやすさと
利便性の高さに非常に感動しております。
時代は繰り返しますので、ひょっとするとまた
フィルムの時代がやってくるかもしれませんね。
では、その時代はすごかったのか?
いや、正直そうでもなかったのです。
レンズのみでほぼ決まりました。
使うフィルムは同じで、カメラはフィルムの
平滑性を保てれば性能は横並びでした。
これを書くと非常に怒られそうです。
でも本当にどれも変わりませんでした。
使いやすさと耐久性と見た目だけ。
レンズの性能だけでした。
そういった理由で、レンズにはお金をかけました。
では現在はレンズだけで、どうなのだろうか?
今のカメラは、カメラにもですが
レンズにもお金をかけないといけません。
カメラは当然、良いモノを。
それに加え、レンズは特に良いモノを。
併せ持たないと、長所を上手く引き出せません。
ごくごく普通の事ですね。
しかしこれを併せ持つと、まず一昔前のモノや
ローグレードの一式を使えなくなるでしょう。
今は絶対に最新が一番良いです。
昔もでしたが、今はもう絶対に。
ただ、一つ前のでも全く大丈夫です。
それほど変わりませんからね。
その話は他の記事でまた。